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よくパレットに荷物を積み付ける作業を見ます。本日はこちらの作業を考察して行きます。
目次
■パレットに積みつける作業「パレタイズ」を解説
パレタイズとはパレットに積みつける作業のことを「パレタイズ」といいます。そして、パレットに荷物を積み付ける機械のことをパレタイザと呼びます。
【作業の機械化】
パレットに積み付ける作業は、非常に重労働なので、日本ではかなり昔から機械化が進んでいます。主には、機械式とロボット式に分かれます。しかし、機械装置の価格が高額であること。取り扱いアイテムが機械化に向いていない場合。設置場所が無いなどから、人手作業の現場もまだまだ存在しています。
関連記事 パレタイズについて:https://raku-logi.com/2015/11/473
■パレタイズにおける荷物の種類と積み付けパターン
【荷物形状】
・パレットに積み付ける荷物は、主にダンボール箱、Pケース、一斗缶、番重、などの硬質箱型形状
・紙袋、ポリ袋など原料などを詰めた袋形状
・ペール缶やドラム缶、ロール紙などの円筒形状
のものに分かれます。
【積み付けパターン】
パレットの上に綺麗に積み付けることは、見た目の安心感だけでなく、フォークリフトの作業時、トラックの運搬時、納入時の荷姿、保管時の安定性など品質の面でも重要な要素です。
■パレタイズ作業の工夫:「パターン組」
積み付けの安定性を増すためにさまざまな工夫があります。
その中の一つに「パターン組」があります。荷物を絵のように上に上に積み付ける積み方を「棒積み」といいます。
この場合下の方の傾きがどんどん蓄積されて上部に行くに連れ崩れやすくなります。また、同じ形状同士が重なり合い弱い部分が変形・潰れることがあります。これを防ぐために「パターン組み」をします。
1段目の配置と2段目の配置を変えたり縦2個・横3個で並べて180度入れ替えたいりします。それにより重なる重量が均等に分散され、上のほうが開くような形になる配割れを防ぎます。上の絵は、ピンホイルパターンと言います。
縦と横の隣り合いが90度ずれており、円を作ります。風車のように・・・
その上の段はそれとは逆の風車のようになって重なります。
荷物同士の重なりがズレているため配割れを起こしにくいパターンの代表です。
ちなみに、棒積みは、Pケース(プラスチックケース)などで積み付けられる方法でケースにインロウ(はまり込み)があるので、高さ列が一列になります。
搬送中に倒れる心配があるので、上の方で紐やバンド、ラップを巻くことがあります。
従来のデパレタイズして、台車に積む作業は危険が多いのでおすすめ製品:https://raku-logi.com/2018/05/718