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キャスター台車が邪魔です。
取手の付いた台車、比較的街中でもよく見る荷物を運ぶアイテムです。
重たい荷物を台車に乗せて運ぶ事が、あまりにも一般的光景過ぎて、物流として改善対象から外れてしまいそうですが、このキャスター台車が物流改善の鍵を握るアイテムです。
■キャスター台車のメリット
キャスター台車の良いところ
- 重たい荷物を軽く移動することが出来る
- 入手しやすい
- 箱、Pケース、袋などアイテムを選ばない
- 使う場所を選ばない(だいたい平であれば)
- 電気など動力供給が不要
- 免許や資格が不要 使う人を限定されない
■キャスター台車のデメリット
キャスター台車の悪いところ
- 使った後の保管が邪魔
- 載せるとき・降ろすときが重たい
- 無理な体勢で載せると危険
- 無軌道なので、自由過ぎて制御が大変
- 汚れや故障でキレイに進まない事がある
■現場では場所を取るから、積み上げて保管される台車
トラックから大量の荷物を受入れる工場のトラックヤードには、上記写真のように台車が沢山使用されています。
荷物を受け入れ、工場の内部に運び込む作業には欠かせない台車ですが、作業が終わると邪魔です。
よって不安定でも積み上げて保管したくなります。
- 取手が付いているため安定した状態で積重ねることが出来ません。
- 天板の上に車輪が載るため、衛生的とは言えません。
- 積み付ける時に車輪がくるくる回って持ち辛く、置きにくい
よって、台車を積み重ねることは非常に危険ですね。
ただし、台の数は大量に必要です。それは、ある時間内に、ある量の荷物を運び込む必要があるからです。
大量の荷物を人数をかけて大量に運ぶから台車が必要なんですね。
沢山の荷物を運ぶから沢山の台車が必要だ
台車は、作業を行う人数分必要なのでしょうか。それとも、どんどん台車に積載する人がいて、人数よりも台車が必要なのでしょうか。どちらにしても、台車は作業が滞らない程度必要みたいですね。
■台車の台数を減らす提案
ここで提案です。
- トラックからトラックヤードに降ろすとき、工場の奥で使う為に置く形で下ろしてください。
- トラックヤードでは、コンベヤの上に降ろしてください。
- その形のままコンベヤから台車に移してください。(移載はCAS×CONで)
- 工場の奥もコンベヤで荷物を受け取ってください。
- 台車からそのままの形で受け取ってください
床から台車に載せる作業 台車から床に降ろす作業 が無くなります。
そうすると、作業が楽になり人数が減ります。台車の数も必要数が少なくなっていくはずです。