あなたの物流アドバイザー MONOLIX

株式会社モノリクス

ゾーニングの為のDirty⇔Clean間の積替え作業

コラム
齋藤紀之(さいとう のりゆき)

齋藤紀之(さいとう のりゆき)

代表取締役社長 兼 物流機械アドバイザー
特技:レゴブロックとパワポを使ったアイデア機械の構想
趣味:剣道(息子と毎週通っています)

ゾーイング作業

 

目次

汚れた車輪でキレイな床は、侵入禁止台車から台車へ載せ換え作業

 

ゾーニングという言葉をご存知でしょうか? 食品や医薬品の工場で、汚れたエリアとキレイなエリアを分けることを言います。ここまでのエリアは、この服と靴で入って良いけど、ここからは入っちゃダメっていう感じです。(詳しくは、ここが詳しく書いています)

 

キレイなエリアに入るためには、服や靴を着替え、万全な準備を行う必要があります。

 

ゾーニングを行うためには、人だけではなく、物の移動も含みます。キャスター台車も同じで、汚れた車輪のままでは、このエリアには入れません。たとえ入ることが許されたとしても、、管理されていない台車を長時間受入れることは、難しいと考えます。

 

それに加え、大量の製品を受入れる必要がある食品工場などでは、外部エリアからのコンタミ(異物混入)を防ぐために、早い段階・エリアでのディフェンスが求められています。

 

ゾーニングの大きな仮題の一つに人力による載せ替え作業の膨大な処理量があります。大量の商品を短時間で入れ替えるための工夫が求められています。

 

また、同等のクリーンエリアにおいても、取り扱う材料の混入が問題になることがあります。アレルギー物質が微量でも混入してしまうことで、食品の品質を落としたり、アレルギーコンタミが原因で大事故につながることも考えられます。

 

エリアをしっかり分けるためには、繋がっているさまざまなものをエリア分け(ゾーニング)することが基本です。

 

掃除道具のブラシやモップの色をエリアによって分けるカラーコントロール(詳しくは、ここが詳しく書いています)もその工夫の一つですね。色を分けることでエリアを意識的に分ける事が可能です。

 

台車で運んで来た荷物、DIRTYなエリアの床をゴロゴロと進んで来ました。これより先は、CLEANなエリアです。

 

このまま台車で入って良いのでしょうか。床に落ちている汚れを車輪が拾って、次の部屋に運んでしまうのではないでしょうか。

隣のラインのアレルギー物質が車輪にくっついて、移動し、アレルギーコンタミを引き起こす可能性は高くないでしょうか。

台車を履き替えることは、「食の安全」を守るために欠かせない作業の一つだと考えます。

 

 

「食の安全」を守ること=ゾーニング作業が楽になるがある。

 

では、どうやってキャスター台車を履き替えるのでしょうか?

ゾーイング作業が忙しい図
ゾーイング作業が忙しい図

 

台車の上に載った製品を人の手で1ケースづつ別の台車に載せ替える作業をクリーン服を着て行う。非常に重労働で、過酷な作業です。
大量の製品や材料を限られた時間で積み替える作業を多人数で行う作業。そしてコスト。

 

でも、“食の安全”が最優先ですね。

 

楽する物流機械研究所が提案する物流改善に、この作業を改善するヒントがあります。

CAS×CONの台車(CART)で運んで来た荷物をシャッター前DOCKに渡し、シャッター通過後シャッター後DOCKへ搬送される。

シャッター後DOCKからCARTに荷物を移し、キャスター搬送する方法です。

 

台車⇒ コンベヤ⇒ シャッタ-⇒ コンベヤ⇒ 台車

 

ゾーイング作業が楽々に
ゾーイング作業が楽々に

 

近日、発売を迎えるCAS×CON(キャスコン) は、物流ゾーニングの概念を大きく変えるでしょう。(2018年4月現在CAS×CONは販売実績と運用実績が多数ございます。)

 

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