依頼頂いた現場用のテスト機を作る
物流機械アドバイザの齋藤です。コラムに興味を持って頂きありがとうございます。
3回目の隠れ家へようこそ。今回は実際に機械を作ることについて、語りたいと思います。色々なお客様のご要望に対し、PowerPointで考え、レゴブロックで考え、次は実際の大きさの機械をテスト的に簡単に作ってみて、大きさ感や使い勝手、人間工学的な取っ手の位置など、設計に必要なネタを探る作業を行います。
ただし、最終的な金属などで設計・製作した機械でテストを行うことは、お金や時間などなかなか難しいので、木材を使用します。今はやりのDIYです。特に図面を描いて作るわけではありません。頭の中にある構想を基にホームセンターで棚を眺めながら部品を購入して、テスト機を作ります。
大事なことは、検証したい事項を絞って作る事
今回のテスト機で何が検証したいかの目標を立てます。サイズ感を知りたい場合やお客様の運ぶアイテムとの相性を探る場合などテスト機を作ることで実際の運用に近い検証を行うことが可能になります。
写真のように実際に木と簡単な部品で作ったテスト機でお客様の物流アイテムを実際に運んでみることで、動きや使い勝手わかります。また、お客様も実際に近い動きを体感することで設備化へのイメージがより強くなっていきます。
実際にテスト機を現場で動かした記事:https://raku-logi.com/2018/07/821
このように、最終的な製作製品を作る前の段階でテストを行えることで、詳細設計のより具体的なデータの収集にも役立ちます。
物流機械アドバイザーは、今現在世の中に存在するものから、これから考えて存在させるものまで幅広く提案が出来るように様々なアイテムを駆使して、お客様にわかりやすく、設計者にその意図をより具体的に伝えることに留意しています。
地味にこのような木工をしながら色々な物流改善に励みます。
本日はここまで、 ありがとうございました また次回。