あなたの物流アドバイザー MONOLIX

株式会社モノリクス

密着!物流機械アドバイザーの1日。

コラム
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台車をまとめる運ぶ機械

 

「物流改善の現場ってどんな感じなの?」「作業が楽になるのなら工場に機械を入れてみたい。でもやり方がわからない」こんな素朴な疑問を解決すべく、物流現場の改善のプロ【物流機械アドバイザー】のお仕事に密着しました!

 

目次

今回の同行した齋藤さんはどんな人?

 

今回、密着取材した、物流機械アドバイザーの齋藤紀之(さいとう のりゆき)さん。

 

ポーズをとる物流機械アドバイザーの齋藤さん
試作機を作る齋藤社長

 

齋藤 紀之(さいとう のりゆき)
昭和53年 2月24日生まれ A型
山口県山陽小野田市出身
株式会社モノリクス代表取締役社長 兼 営業及び物流機械アドバイザー
特技:レゴブロックとPowerPointを使ったアイデア機械の構想

 

物流機械アドバイザーってどんな仕事?

 

まず第一に物流機械アドバイザーをgoogleで検索しても詳しい情報は出て来ません。
それもそのはず、物流機械アドバイザーはモノリクス齋藤社長の造語です。。。

コンセプトとしては、【大掛かりでないお客様の現場に合った機械の提案】
では、実際の仕事内容とはどのようなものなのでしょうか。

  1. 物流現場/工場の悩み事をヒアリング
  2. 実際の現場を視察する
  3. 改善案を提案する
  4. お客様といっしょに改善案を完成させる

 

その後は、現場にあった機械の提案と具体的な構想に入ります。

機械を導入すると聞くと敷居が高く感じますが、数万円から数十万円で導入できる半オートメーションのものも多いようです。一つ一つの現場に合った規模、コストの提案と現場のためのものづくりがミッションになります。

今回、1日同行した現場もちょっとした「現場の悩み」があり、実際に試作機を持ち込み使う人たちの意見を聞きながら動作テストを行いました。

 

今回の物流現場の悩みとは?

 

 

アパレル用台車
アパレル用台車

 

今回は、某アパレル通販会社様の商品の荷詰めや出荷を行う現場での作業に関するお悩みです。

  • 写真の台車を人が歩いて搬んでいます(推定往復350-400m)
  • 台車を運んだあとは手ぶらで片道を歩いて戻っている
  • 1日に何度も歩き続けている
  • 一度に運ぶ台車の数は10台以上で押しながら搬ぶと列がくずれるときも多い

実際に現場を拝見しましたが、現場の人たちは10台ほど台車を重ねてゆっくり崩れないように運んでいて、とても大変そうでした。。。

そこで、物流機械アドバイザーの出番です!

 

人が運ばなくても、機械が運べば良い!

 

キーカートとキーコネクト
キーカートとキーコネクトを連結

 

物流機械アドバイザー齋藤さんの答えはシンプルです!

 

人は歩かない!機械が運ぶべきだ!

 

トヨタL&F製の商品、自動搬送機【キーカート】+ 連結商品であるモノリクス製のキーコネクトにて台車を自動で搬送させる!しかし、このままだと1台車1台しか運べません。そこでオリジナル機械を今回、試作し複数の台車を運べるように。実際の現場にて実験を行いました!

 

機械の調節中

 

複数の台車を運べるオリジナル試作機
複数の台車を運べるオリジナル試作機

 

今回は試作のため、後ろの試作部分は木材を加工して簡単に作ってみたとのこと。本番の機械は金属にて制作予定。
ちなみに、今回の試作では10-13台をいっぺんに運ぶことが出来、十分な実験結果が得られたとのことです。試作を簡単に木材で作ることにより、時間とコストを抑え、お客様に現実可能性をイメージを作り出すことが出来ました。

 

実際に動く機械を見た感想。

 

実際にキーカート+キーコネクトが自動で台車を運ぶところを拝見しまして、あまりのスムーズさにびっくりしました!また、目的地まで行くと台車を切り離し自動で置いていきます。速度は人が早歩きしたよりも早いスピードで効率的だと直感しました。

これにより、人間が時間をかけて歩いて運ぶ必要はもうないですね。。。
別の作業に人員を割くことが出来るので、作業効率が工場全体の作業効率も上がると思います。

実際に現場で作業される方が台車のセッティングから起動スタートまで試してみたところ、その簡単さと便利さに感動しておられました!
私も部外者ながら、この現場の作業の自動化にワクワクしてしまいました(笑)

あとは、納品する機械をより現場の皆様が使いやすいようカスタムして本番機の設計に入っていくそうです。

 

1日密着して感じたこと。

 

【物流機械アドバイザー】というと、どんな仕事内容でお客様にどんな提案をするのか?なんて思われがちですが、1日密着して見えてきたのは【現場に合った提案】と【現場のためのものづくり】この2つの思いを大切にするプロフェッショナルの姿でした。

工場内の少しの悩みを改善することによって、現場の負担は大幅に改善されていきます。現代に合った働き方改革の可能性も広がるのかもしれませんね。物流機械アドバイザーの活躍に今後も注目していきます!

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