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目次
コースの検討
自動搬送を行うためのコースを考えたとき、広い場所であればコース取りも自由度が高くなります。
狭い通路を曲がるような場合は、通過できるかを検討する必要がありますが、配置を変えて広げることができる場合は、広げられる最大値を理解しておく必要があります。
これらの要素が、AGV選定の大きなカギとなります。
コースに進入する主な障害が人とフォークリフトです。
衝突してはいけませんが、回避動作をして走り抜ける必要性までは選択の幅があります。
(「止まって警告を出す」「優先のルールを決める」など)
また自動搬送の技術だけに頼らない選択肢もあります。
搬送の費用
人はカゴ台車だけを運んでいるわけではなく、場所や時間によりさまざまな作業をこなします。
搬送の費用を計算するために、運ぶ作業だけを切り出してみましょう。
平均的な生産量・出荷量から、一日に何台運んでいるか、1台車の往復に何秒かかっているかを算出します。
はじめよう自動搬送 – 台車を運ぶ便利な機械の選び方(2)でご紹介したカゴを50m運ぶ費用モデルを活用すると、
例えば1日に50m×100台運び、年間300日稼働している物流倉庫の場合
となり、カゴ台車を運ぶことに支払っている費用は375万円ということになります。
これを3年間続けると1125万円になります。
それならば、同様の費用を自動化へ投資して3年で設備の償却をすると、4年目からは人も経営も楽になりませんか?
次回は、最適なAGV・AMRを選ぶために知っておきたい搬送機器のしくみについて、理解を深めましょう。