あなたの物流アドバイザー MONOLIX

株式会社モノリクス

「もう辞めます」って言われたくない人、必見。作業改善が定着率をUPする。

コラム
齋藤紀之(さいとう のりゆき)

齋藤紀之(さいとう のりゆき)

代表取締役社長 兼 物流機械アドバイザー
特技:レゴブロックとパワポを使ったアイデア機械の構想
趣味:剣道(息子と毎週通っています)

物流業界辞表

 

今回は、荷物を運ぶ作業が多い職場で、管理側の立場に立って、改善を考えたいと思います。

 

■物流業界の離職・人手不足を考える

 

私たちの職場では、なんとも多くの人が辞めますね。何度もいろいろな人に同じことを教育し、教え、そして次々に辞めていく。
私の管理と教え方が悪いのか、会社が悪いのか、それとも最近の人たちが悪いのか。辞める理由も人それぞれですが、この繰り返しでは、こっちがモチませんね。

「もう辞めます」「もう辞めます」・・・って聞きたくありません。辞める方も辛いでしょうが、辞められる方も結構辛いんだよね~。
さて、こんな状況を打破するため「楽する物流機械研究所」では、何か方法は無いかと考えました。

 

  • 楽するための物流機械→作業が楽になる→辞めない。
  • 物流機械の研究→作業環境にやさしい機械→辞めない。
  • 物流の大切さを熟知する→自分の仕事の意義に気づく→辞めない。
  • 研究に没頭する→作業の辛さを忘れる→辞めない。
  • 管理者が楽する為→物流機械を研究し→辞めても良い状況を作る
  • 物流改善を繰り返し→儲かったお金で→辞めない対策にお金を使う

 

<荷物を運ぶ作業で一番辛いのは、>

 

疲労蓄積と腰痛です。毎日、同じ作業を繰り返したり、重たいものを持ったりすることで、腰痛に悩まされたり、朝起きると怠くて行きたくないなーって思うものですね。
 

<次に辛いのは、環境です。>

 

荷物を運ぶ作業をする環境って、やはり悪いと思いませんか。楽しそうに、みんなが明るく作業している現場を私は、見たことがない。人が辞めることと雰囲気や明るさが影響しているのかと言うと、直接的な因果関係が全員に当てはまりませんが、必ず影響しているもとだと思います。

総じて言うと、朝起きたとき怠くて仕事に行きない。その気持ちを圧して、作業場に行くと暗~い雰囲気で作業を始める。毎日、何の抵抗もなく過ごしていたが、ある時誰かから入れ知恵が・・・「ああ、辞めよっかなー」

もし、次の日に怠さが残らない程度の疲労感の仕事だったら、腰痛にならなかったら、明るい環境でみんなでハツラツと働けていたら、「もう少し、頑張ろうかな」って思うかもしれません。

最後に辞める理由は・・・本当の理由は、もう嫌だから(理屈抜きに)ですね。体と頭(気持ち)の両方に支障をきたすと、人はなかなか這い上がれないものです。どちらか一方だけであれば、意外に助かる方法が多いものです。
よって、

①作業が楽になる機械の研究

②なんだか荷役作業現場がチョットだけ明るくなるエッセンスの研究

この2点を重点的に考えていきたいと思います。
 

■今後は必須!作業が楽になる機械の研究

 

これまで何項かに渡って、重労働を軽労働(軽作業)にする工夫を記載しました。台車を使ったり、コンベヤを使ったり、装置や道具を使って重さを違う方向に逃がすアイテムなどを駆使することで、軽作業化を図りたいものです。
 

■荷役作業現場がチョットだけ明るくなるエッセンスの研究

 
管理者の方が環境をよくしようと思っても、それに対して費用を出してくれるわけでは、ありません。また、作業者さんがこちらの言うことをまともに聞いてくれているとも、思えません。
なので、この改善の研究は、気づかない程度にお金をかけず、気づけば改善されていたようなチョッとした変化の繰り返しが成功の鍵です。

そのサイクルに入れば、自ずと大きな変化を柔軟に受け入れる地盤を築くことが出来ると思います。
今回はここまで、随時色々な視点で物流改善のヒントを探し、研究しようと思います。

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