今回は、大手食品工場(粉物)様向け製造ラインのオーバーブリッヂにCell,を使ったラインを紹介いたします。
■大手食品工場(粉物)様向け製造ラインの悩みを改善!
オーバーブリッヂとは、通常地上から腰ぐらいのところを搬送するコンベヤラインを横切って、フォークリフトや人が通行したいときに、上に持ち上げて橋を渡り下る、道路の陸橋のようなコンベヤラインです。既存の製造ラインに自動搬送ラインを繋げた時などに資材の供給路が無くなって、オーバーブリッヂを付ける場合があります。
今回は、製造ラインの下流にロボットパレタイザを配置したために製造ラインへのルートが確保できずオーバーブリッヂを設置しました。
製造ラインは、連続して段ボールケースが流れてきます。今回のライン能力は最大400箱/時間です。往復型の垂直搬送機では、能力的に間に合いません。連続タイプの垂直搬送機などがこれまでの選択肢でした。
しかし、今回の現場は、非常に狭いうえに天井が低くいため、設置寸法に様々な制約がありました。そこで、弊社のCell,を納入して頂けることになりました。
■Cell,のメリット:大掛かりな工事不要で導入可能!
設置場所が狭い現場では、搬入や据付に重機を使う垂直搬送機では工事ができない場合があります。重機を入れるために建屋を切ったり、開口を開けるなど非常に大掛かりな工事になってしまう場合があります。
Cell,は各ユニットの組み合わせで構成する垂直搬送機なので重機が不要。脚立や足場で設置可能です。
据付POINT
- 輸送は、トラック2t車1車にすべて積載
- 搬入は、手押し台車のみ
- 据付は、2~3名
- 据付用重機不要(高さにより足場要)
製造ラインのオーバーブリッヂ化は、製造する製品には何の得も無い製造現場の都合として設置する機器です。機器の価格はもちろん、現場据付作業の規模や設置期間の短さもメリットです。
是非、オーバーブリッヂが必要な方はCell,の設置をお考え頂けると幸いです。