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株式会社モノリクス

【物流機械アドバイザの隠れ家】アイデアを生み出し、説明をする

コラム
齋藤紀之(さいとう のりゆき)

齋藤紀之(さいとう のりゆき)

代表取締役社長 兼 物流機械アドバイザー
特技:レゴブロックとパワポを使ったアイデア機械の構想
趣味:剣道(息子と毎週通っています)

物流機械アドバイザの隠れ家

 

物流機械アドバイザの齋藤です。コラムに興味を持って頂きありがとうございます。
今回から新しい試みで「物流機械アドバイザの隠れ家」というシリーズで、このマイナーな物流機械のジミ~な世界を垣間見て頂きたいと思います。
記念すべき第1回目は、アドバイザとしての基本スキルであるアイデアを考え出し、それを説明する為の私なりの方法をご紹介したいと思います。

 

目次

■物流改善のアイデアを生み出す

 

世の中には、色々な人が居るので十人十色な発想法があるかと思いますが、私はアイデアが、パッと浮かんで来る派です。
その事をズ~っと・ズ~っと考えて・考えて、あるときに、パっと浮かびます。浮かんでくるというよりは、降りてくるって感じですね。偉そうに言うと降臨ですかね。それもプレッシャーが掛かっている最中にアイデアの神が手を差し伸べてくれます。

 

その事柄について誰かに説明しているときやプレゼン中などが多いようですね。例えば、自社の設計者に説明している最中や意見を求められた時、その最中にパッと出てきます。
生み出されたアイデアは、一時保留します。別の方法もあるかも~って感じで何個も考えてみます。それ以上出ない場合や、やっぱりこれだなってところで、決定します。

 

 

■頭に浮かんだ、アイデアを説明する

 

さて、ここからが主題です。
この閃いたアイデアをどうやって表現しますか。お客様へ説明したり、社内の設計担当に説明したりと誰かに伝えなければ形になりません。
私は、自分で図面は書かない(書けない?)ので、やはり説明が必要です。また、このアイデアが如何に素晴らしく、如何にすごいかをプレゼンして、表現しないとなかなか人に気づいてもらえないものです。

そこで、私はアイデアの表現に「PowerPoint」をよく使います。

ちなみに弊社の色々なコラムの挿絵は、PowerPointで書いたものです。officeのWordやExcelの機能にもありますが、「図形」の四角形や線を使って絵を描きます。

 

手書きで描かない理由は、描いた絵を再利用するときにコピペができないからです。
一度書いた絵を沢山貯めていろいろな場面で使います。物流の製造工場や倉庫では、プラスチックケースやオリコン、ロール台車、フォークリフトなどお馴染みのアイテムが登場します。一度だけ時間を掛けて描いてあとは使い回しです。

 

■物流機械アドバイザとして「伝えたいこと」を早くわかりやすく提案する

 

 

PowerPointでイメージの具現化
PowerPointでイメージの具現化

 

PowerPointで描く絵の描き方については、また後日コラムに載せるとして、絵で表現することでイメージがより具体的になります。
また、アイデアが成り立っていないときに絵を書き始めることで視覚的にチェックすることができます。
このPowerPointのコピーできること、チェックできること、そのまま表現として使えることがとても便利です。もちろん技術屋さんなので、CADを使って表現することも良いですが、CADの表現は、私の中では、その次のステップだと位置づけています。

 

  1. 正確に表現できるが、時間が掛かる
  2. 注目したい事象をクローズアップし辛い
  3. 素人目にハードルが高い です。

 

物流機械アドバイザは、最終的にお客様へ表現し、提案します。多くのお客様のご要望に全て図面で答えていると社内で設計がパンクしてしまいます。

 

時間を掛けない表現が重要です。「早さも力」です。

 

また、表現方法として「伝えたいこと」は何か、が重要です。実際の寸法サイズ感では無く、伝えたいことを大きく描き、技術的な要素は薄く描きます。あくまでもアドバイザとしてわかり易さ重視です。

 

■お客様へ段階を踏んで、より伝わる提案を心がける

 

図面は技術屋さん同士では上手く伝わりますが、見慣れないと頭がクラクラしちゃうお客様も多いです。

よく機械業界の営業さんで、提案を最初から図面で行う方をお見かけします。本当に伝わっているのかな~って疑問に思います。例えそのお客様担当者本人が理解してもその上の上司や最終決定者が理解できるとは考え辛いと私は思います。

 

絵で理解してザックリ計画を立てて、予算感を固めた後ぐらいに、締めの図面登場です。
それによりスーっと図面の内容が頭に入り、前段階で得ていた情報から技術の要点が伝わり易くなります。このような利点から私はPowerPointでアイデアを生み出し、イメージし、表現します。何かの参考になれば幸いです。

本日はここまで、 ありがとうございました また次回。

 

 

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