今回は、運ぶアイテムをもっと知る。について、説明します。
■「重い」を知ることが物流改善の一歩
私たちは、何気ない生活の中で 重い、大きい、いっぱい、強い、早いなど主観的な表現で人と話していることが多いと思います。何気ない会話の中では、正確に「どのくらいって何kg?」とか「どこまでが重くて、どこまでが軽いの?」なんて聞かないですよね。
しかし、物流改善をしようと思うならば是非、知ってください。何kgなのか。そして何kgから重いと思うのか。
ある力が強い人から見れば50kgでも軽々。ある力が弱い人から見れば10kgでも重たいものです。人によって感じ方が大きく異なる指標をどのように示すかによって、その作業に対するイメージも大きく変わるのかもしれません。
まあ、まずは一般的な物理で習うようなSI単位系で示せるものを測定して、記録しましょう。
次に、その荷物が置かれている環境について調べてみましょう。5W1Hなどに代表される。環境、状況を明確にすることによってより深く、荷物のことが分かってきます。
「物流改善をすることは、荷物を知ることと得たり!」
以下に、調べるべきことについて絵にしてみました。
これを明確に調べ、表現することによって、作業に関係する全ての人が、共通の認識で作業をし、改善を図ってもらえれば幸いです。