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今回は、シグナルタワーや表示灯の色について考えてみたいと思います。
一般の生活で 危険:赤 警告:黄色 安全(通常):緑(青)これは道路の信号です。
■物流現場の世界の赤・黄色・緑 (青)の意味を考える
危険や非常が赤。これに関して、特に疑問に思うことは無いですが、先日、ある現場の考え方で面白いことに出会いました。
例えば、柵の中で産業用ロボットがアームをブンブン動かしながら仕事をしているとします。
通常ロボットが運転しているときは「運転中」:緑 です。非常停止を押したり、エラーで止まっている時「非常停止」:赤です。これが普通だと思っていました。
しかし、柵の中でロボットが動いている状況です。危険ですね。入ってはいけません「危険表示」:赤ではないのでしょうか。ロボットが停止されて柵の中に入ってよい状態「侵入可能」:緑という考え方も出来るようです。危険な状態だから「危険表示」赤。止まっているから安全状態「安全表示」:緑。全く反対の表示でも理屈として正しい場合もあるのです。この表示方法は、ある一定の割合でしばしば使われる考え方で、社内ルールとして取り決めている会社もあります。
■IEC60204-1(国際電気標準会議 IEC)の取り決めから考える
さて、「運転中」:緑 「非常停止」:赤に対し、運転中危険状態「危険表示」:赤、安全状態「安全表示」:緑
どちらが正しいのでしょうか。また、そのような真反対の状態で良いのでしょうか。
IEC60204-1(国際電気標準会議 IEC)より
”赤 :非常 危険な状態又は非常時に作動させる 非常停止 非常機能の開始
黄: 異常 異常発生時に作動させる 異常状態を抑制するための介入 中断した自動サイクルを再始動 するための介入
青: 強制 行動を必要とする状態で 作動させる リセット機能
緑: 正常 始動のために作動させる
上記記載のみだと、なかなか見解の相違が出そうな感じです。
また、”積層表示灯は、上から赤、黄、青、緑、白の順番にすべきでる。”(IEC60204-1)順番まで決められた表示方法です。
ちなみに道路交通法施行令 第三章 第十四条より
一般道の信号・回転灯表示は法律で決まっています。
物流の現場の安全は、まだまだ各社の各様で決めるべき内容のようです。
よくその現場の安全マニアルに従って、安全行動に努めてください。