新発売!【KEY×CON SPC による閉鎖障害対策】 2025年初
この度、MONOLIXの交差点制御機器KEY×CONシリーズからAGV用防火シャッター優先制御 KEY×CON SPCが発売されます。広範囲の運行管理システムや広域Wi-Fiを設置することなく、防火シャッターとAGVに専用端末を必要数取り付けるだけで、低価格で確実な防火シャッター閉鎖障害対策が可能になりました。また、AGVに搭載するKEY×CONはこれまでの搭載機と同様のため、AGV同士の交差点制御や渋滞緩和として使用することができます。
KEY×CON SPC の原理
MONOLIXは、これまでAGV同士の交差点相互通行制御機器KEY×CON⁺を販売してきました。AGVにQRリーダ付き制御端末を取付、交差点の入口と出口にQRシートを貼ることで制御端末同士の交互通行を行うことができる機器です。
SPCは同様の制御端末(シャッター用)を防火シャッターのレール付近に取付(磁石)、100Vコンセントからの電源のみで動作します。防火シャッター手前に入口QRシートを貼り、シャッター通過後に出口マークを貼り付けます。シャッター側SPCには防火シャッター下降を常時監視するセンサーが付いており、防火シャッターの下降開始を検出します。火災報知信号を取り込まず、実物のシャッターの下降を検出します。
KEY×CON SPCの動作
防火シャッターが下降し始めたときにAGV側が入口QRマークを既に読んでいるのであれば、シャッターの下降速度からAGVが十分に通過できる距離にいることが分かります。よって、AGVはそのまま通過します。同様にシャッターが下降し始めたときAGV側が入口QRマークを読んでいなければ、AGVはシャッター付近にたどり着いていないことが分かります。よって、シャッターがそのまま下降します。次にシャッターが下降し始めた後にAGV側が入口QRを読んだ場合シャッターの下降を既に検出しているので、AGVは入口QR付近にてAGV側搭載機の指示で停止します。これによりシャッター下降中のAGV侵入を防ぎ、閉鎖障害を防止します。